あ、冬

寒くて死にそうなのでもう生きたくない。バイクは寒いし車が欲しい。車を買う。ドライブをする。人と楽しく生きていきたい。楽しみ方がわからないけれど、人と話すのは難しいけれど、頑張ってみるし仲良くなりたい。仲良くなるのが難しい。みんなどうやってるんだろう。

引っ越したい。希望、わくわく止まらない。引っ越すのだ。みんなおうちに呼ぶのだ。楽しいのだ。楽しいをするのだ。あー、むりだ、ぜんぶむりだ、1日に何回も死ねとか無理とか思うしむりだーうわあー

今はバンドをやれていてそれだけが楽しくて嬉しくて、自分の曲が人の手によってどんどん広がってすごくなっていっていい感じになっていって、それだけでわたしは嬉しいし楽しい、大すーきーだよ。ドリカムになっちゃう。それがあってよかった。唯一の希望で唯一の救いだ。よかった。

それでも日々は続く。つらいけれど。

なるべく思わないようにしよう、そう考えて考えて、けれどもまた得体の知れない死にたさや殺したさが出てくるからやってられないんだよ、やってられないから酒を飲むしみんなに迷惑だってかける。謝っても謝っても足りない。ごめんなさい。酒を飲むのだ、わたしはやってられないから。

得体なんか知れてるよ、わかってる。でもつらくてつらくてつらさを回避する方法だって知ってる、わたしは賢いからそうわたしは賢い子なのよ。お金の稼ぎ方だって知ってるしそのお金を使って楽しむ方法も知ってる。わたしは一体何がしたいんだ、知ってる。叶わないならやめちまえ。やめるよ、そんなの。つらいから。

今日も明日もずっと続きますよ。あいつが生きてる限りは。鬱病は治らない。薬を飲んでも治らない。知らない。それだけは知らない。薬なんてただの安心感。さようなら。

ただ好きだったんだなって、思うことだ。思っていたんだ、すごく。でも無理だってわかってるしそれだけで人生のつらさレベルがぐんとあがる。でももういいや、好きに生きる。涙が出るよ。諦めることは嫌い。なんでも。でももういい、もういいんだ。だって君がいないから。わたしのそばにいないから。もう一緒に小旅行に行くこともラブホテルに行くことも夜中の公園で青姦することも車の中で赤信号中にエロいキスするのも一人暮らしのおうちでミートソーススパゲティ一緒に作るのももうできないんだ。終わったのかな。好きじゃないって思ってるけどずっと、客観的にみると好きみたいだね、アホらしい。馬鹿みたい。わたしだけは生きるよ。でもね。それでいいんだ、それでも幸せだから、それだけでも何もなくてもわたしは幸せだから、生きてくれるだけだ、生きてさえいればいいよ。それだけ思ってるのにわたしなんてクソだ。うんこ。

おわり。